2019年は平成から令和に年号が変わりました。
そして2020年はいよいよ東京オリンピック・・・。
そんな2019年の暮れも押し迫った先日、今年最後の映画「ある船頭の話」を観てきました。
監督は、役者として評価が高くキャリアも豊富なオダギリジョー。
映画としてこなれていないと感ずる気になる部分もあることはあるのですが、そんな粗探しをこえて、利便性の追求や消費活動や商業主義が優先されていく社会の中で失われてゆくものが何なのか、それを見つめる問題意識の高い作品でした。
ロケ地は新潟の阿賀野川周辺。
カメラマンの力量が光る美しい本当に美しい風景映像。
宮沢賢治の世界とも通ずる世界観ありました。
2020年もよろしくお願いいたします。
庭で咲く山茶花。散るギリギリ寸前。
そして今年亡くなった和田誠さんのイラスト。
「セルピコ」のアル・パチーノ